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オセローのイアーゴーはSNSによくいる悪役と感じたって話

 


オセロー、シェイクスピア四大悲劇の一つ。

文学史三大悲劇の一つでもある、リア王の方が悲しいのかな、と思ったけど、報われなさは個人的にはこっちの方が上。

オセローと言えば主人公オセロー自身より悪役イアーゴーが存在感が強い。

文学史上最悪の悪役と名高いイアーゴー。

やはり悪役が目立つ作品は基本的に面白い。

ハリー・ポッターのマルフォイと同じロジック。

読んでいて思ったのがこのイアーゴー、今のSNSによくいる悪役だなと思ってしまったということです。

オセローのあらすじをザックリ説明すると、オセローというまぁ出世してる将軍がいて嫉妬したイアーゴーの奸計によって、悲惨な末路を迎えてしまうという話。

このイアーゴーのせこいというか、現代チックだなと思うのが本当の所に嘘を交えるところ。

嘘って全部が完璧に嘘にしてしまうとバレる、真の嘘とは真実の中にほんのり嘘を交えるところがバレにくい嘘というもの。

まさに今のSNSそのものです、見せかけはすごいんだけど裏では火の車、とかたいしたことない、みたいな人が本当に多い。

X(旧Twitter)とか誰かとは明言はしませんけど、もはや虚言癖?と思いたくなるくらい嘘っぱちなアカウントが多いこと多いこと、、、

だから私は目にしたくないアカウントは片っ端からブロックしたりミュート、反応しちゃうとそんなアカウントばかりが目立ってしまうアルゴリズムになってるっぽいから。

ただの嘘ってだけ、つまり身の保身だけなら何も思わないけど、それを見てる人に害を与える嘘を、それもオープンなSNSという場所でするってのはもはや信用履歴に一生残る行為だから凄いなとある意味、ある意味尊敬してしまう。

自分だってできた人間だなんてこれっぽっちも思っていない、でもオープンな場所であるSNSですぐバレる嘘を付くのは凄いなと思ってしまうんですよ。

でもセコいなと思うのは本当のことを交えてるとこもある、だから騙される人も現れてしまう、イアーゴーというキャラはまさに現在のSNSに跋扈する悪そのもの。

シェイクスピアの時代にはスマホやSNSなんてありませんから、もちろん物語の話ではありますが、その時代に本当にいたら無双するな、と思ってしまうわけですよ。

まぁ最終的にイアーゴーの企みはバレて、最終的なシーンまでは描かれないけど、報いを受けて終わる、まぁ誰も得をしない終わり方をする、シェイクスピアの中だと個人的には後味が悪い終わり方に入る部類です。

シェイクスピア全般の魅力

シェイクスピア全般に言える魅力でもありますが、シェイクスピアの魅力は詩的であるとか、すべてのストーリーの基盤である古典であるとか色々あるけど、一番は現実にいそうな人間を描くのが上手いところだと私は思っています。

シェイクスピア作品を自分は嗜んでいますけど、いるいる、そういう人間、みたいなキャラが良く出てくる。

ヴェニスの商人もリア王もハムレットも、どれもこれも現実にいそうな既視感を感じさせる、そこが魅力。

それとついでに、シェイクスピアは演劇の基盤となる作品、もちろん映画とかアニメとかも、大体シェイクスピアが基盤となってる。

最近だと賛否あったけど果てしなきスカーレットって映画は見てませんがどうやらハムレットを踏襲したとか。

恋愛映画とかは、元のルーツを辿ればロミオとジュリエットだなってのがわかる、それが古典の魅力。

もちろん古典を読むべきだなんてこれっぽっちも思ってません、なんなら教養という枠組みなのも気に入らないし、でもシェイクスピアは純粋に面白い。

黙読が苦手な人がいると思うけどシェイクスピアは戯曲、元は演劇用の台本用として作られたものだから、むしろ音読のほうが読みやすい、読書苦手な人でも比較的読めると思います。

しかも戯曲は五幕となっていて、1日一幕読めば5日で読み終わる計算、読書苦手な人でも目標設定しやすいから、読書苦手な人はむしろ戯曲はどう?と個人的に思ってるんです。

でも本自体苦手な人もいるだろうからそういう人はオセローはシェイクスピアの中でもとびきり有名だから映画化ももちろんされてる。

Amazonプライムで見ることが可能です。


ちなみに歴史的背景なんて興味あるなら勉強すればいいけど、勉強しなくても物語を楽しむことはできるのでそこはご安心を!

まとめ

物語を現実と照らし合わせて考えると意外と面白い、特に戯曲は演劇台本だから、演劇となるとと役柄と共感とか、よく見る人間に近いキャラが出てくると物語をよりイメージできる、文学の醍醐味ですね。

そもそも文学なんてどう解釈するかは自由、実際シェイクスピアって日本だと小田島先生翻訳と松岡先生訳の二種類が現代、本屋やAmazonで売られてる二大巨頭の全集だけど、解釈が微妙に違ったりする、考察は好きな人はすればいいけど、どう解釈するかもその人の自由。

そこに間違いなどありません。

オセローはシェイクスピアの中でもキャラが結構現実に近いキャラがリア王並に多いので、興味持っていて、読んだことない人は試しに読んでみてはいかがでしょうか?

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